遠隔医療相談による、持続的な運動の効果

想月さんのブログで既に紹介されていますが、私のネット上の知り合いであるAさんにネット上で健康相談をされ、運動処方を実施することによりAさんの健康状態を改善することに成功しました。その概略についてお話しようと思います。

Aさんは、時折収縮期血圧が160mmHgを超える高血圧症で、頭痛も認めており、担当医師からは運動を勧められていました。運動の種類と量は、その方の年齢・体格・健康状態・運動能力等に左右され、完全に個別的なものです。

いきなり過激な運動をして、却って肉体に負担を与え、故障されても困るので毎日1時間のウォーキングをお勧めしました。

運動処方の場合、例えばジョギングを開始しようとすれば、最低速度の時速8キロで走るためには35ml/kg/minの最大酸素摂取量が必要とされます。それは全くの初心者では難しいと思われます。

まずは時速6キロ以上のウォーキングを20分以上勧めることから開始します。厳密には最大酸素摂取量を測定して、安全で効果的な有酸素運動を定量化して実施することが肝心ですが、それはある程度運動が定着してからの話です。

基本的には、1回当たり20分から60分の有酸素運動を週に3~5回実施するのが理想です。そして1回当たりの運動量では最低でも150kcalは欲しいところで、理想は毎週2000kcalの消費となります。

運動量から消費エネルギーを計算できるものとしては、ウォーキング、ランニング、バイク(自転車)、スイムがあり、それぞれの換算係数(kcal/kg/km)は、0.7、1.1、0.45、3.3となります。従って例えば体重60kgの人が10km走れば、60kg×10km×1.1(kcal/kg/km)=660kcalの消費となります。

Aさんは、毎日1時間のウォーキングをされていたため、仮にウォーキングの量を1日5kmとすれば、60kg×5km×0.7(kcal/kg/km)=210kcalの消費となります。毎日約210kcalのエネルギーを消費し、1週間で約1500kcalのエネルギーを消費したことになります。

これだけ継続的に運動できれば、収縮期血圧が130mmHg前後にまで低下し、頭痛の頻度が減ったというのは頷けることです。

遠隔医療を通して、簡単な運動処方としてこのような電脳トレーニングの相談をして、効果を上げることができます。

何事も実施してみないと結果は伴いません。病気が重篤化してから開始するよりも、予防的に早めに運動を実行することが大切です。

物事の継続的な効果は3ヶ月くらいしてから現れてくると言われていますが、運動の効果もそのようなものと考えられます。

運動して健康を保つことに興味を持たれている方は、今度の佐賀のジョギング会に参加しませんか。皆さんと軽く汗を流し、来るべき未来について語り合えることを楽しみにしております。

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